液晶の特性を利用したウム

コラム - 液晶の特性を利用したウム

UMUの基本技術は、「液晶の父」と呼ばれた米国のDr. James Fergasonが1981年に、高分子分散型液晶素子NCAP(Nematic Curvilinear Aligned Phase)を発見したことによる。液晶分子は湾局面に配列すると光の散乱が増加することから、液晶を球状のカプセルに閉じ込めるとカプセルを通る光は散乱し乳白色になる。しかし、液晶分子は電圧がかかると整列する特性があり、液晶カプセルに電圧がかかると平行に光を通すようになる。

透視・不透視のしくみ

Off 不透視 Opaque

On 透視 See-through

電圧がかかるとカプセル内の液晶が整列し光を通す

「ウム」は、この特性を活かし、シート状にした液晶カプセルを2枚のフロートガラスで挟んだ合わせガラスで、シートの両端に電極を配置し電圧をON、OFFすることで、ガラスの透明、不透明を実現している。

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