ウム・フィルムの最大の特徴は、瞬時に透明・不透明を切り替えられることにあります。その度合いは平行透光線過率Tpやヘイズ率(曇り度合)Hzを測定することにより数値化することが可能です。
図1に示すように、電圧が印加されていない状態では、数%のTp 、90%近いHzを示し、不透視となります。印加電圧の上昇に伴い、
Tpは高く、 Hzは低くなって、透視状態になっていきます。AC100Vが印加された状態では、Tp約70%、
Hz約7%を示します。しかしながら、透過した全光線の透過率は印加電圧に対してほとんど変化しません。印加電圧に対して、透過した光線の拡散度合いだけが変化しているためです。
また、大面積で使用されるため、視野角依存性が少ないのも重要な性能の一つです。
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